一般的に走行距離が少ない子供用の自転車ですが、永年使用すればあちこち傷んできます!
今回は、後ろハブ(車輪の回転軸部分)にガタがあったので分解清掃のうえ適切に組み付けました。
使用した工具はこちら⇩
左からモンキー、ラチェット、真ん中下段はフリー抜きツール、右2つはハブコンレンチ(17mmと15mm)
先ずはラチェットで、ナットを緩めて車輪を外します。
次に、フリー抜きツールとモンキーでボスフリー(後ろハブ右側についているチェーンが引っかかっている歯の塊)を外します。
ハブの表面をみると、グリスが流れ出して黄色く汚れているのが分かります。
ハブコンレンチで片側からバラします。
バラすとこんな感じ⇩
スムーズに回転する為のベアリング(写真上部、球体の部品)と、それを抑える球押し、シャフト(棒の部分)から構成されています。
ハブ側は、こんな感じ⇩
グリスが砂ぼこり等で黒く汚れているのが分かります。
綺麗に洗浄した後、新しいグリスを充填して適正に調整したら終了!
今回は、調整で治りましたが、このような異常がある状態で永年使用し続けると、ベアリングや球押し、更にはハブも酷く摩耗します。
そうなるとハブを丸ごと交換するしかなくなります。
異常がある状態で使用する事で快適さを失うのは勿論の事、大掛かりな修理になって修理代も高くつくことになってしまいます。
定期的に点検整備をして、自転車を快適に楽しもう!