数少ないゴリゴリ競技思考のお客さんの依頼で、ピストバイクの車輪を組みました!
リム(タイヤが嵌る枠の部分)はお客さんの持ち込みで
組み立て作業をさせて頂きました。
まず、初めにスポーク(ハブから放射状に出ている線)の長さを決める為に、
リムやハブ(車輪の中心部分)の各所の長さを測定します。
数値の入力だけで簡単に計算が出来るサイトがありますので、コチラを利用して長さを決めます。
という事でスポークも準備出来ましたので、組立に取り掛かります。
始めに、ハブにスポークを全て通します。
その後、ニップルでスポークとリムを繋ぎます。
ディープリムなので、ニップルを自作の道具(上の写真)に付けてスポークと繋ぎます。
形になったらリムの縦横の振れを調整しながら、スポークテンションを適正まであげます。
ここでポイント!
リムの振れ調整において大事なのは、縦の振れです。
リムを限りなく真円に近づける事で、軽い走りになります。
このリムにはスポークテンションの注意書きがありました。
最大で130kgfと書いてあります。
今回は競技での使用なので、リムが許容する最高までスポークテンションをあげます。
また、エアロスポークで組みましたので幅と厚みをノギスで測定して。。。
スポークテンションを換算する表を確認します。
全てのスポークでテンションを確認して、
1本でも最大になったら多少ムラがあってもここまでです。
スポークテンションのムラは、各部品の精度が原因なので納得いかない場合は。。。
上位グレードの部品を使用しましょう。
パーツの持ち込みでも修理を承りますので、お気軽に御相談ください。
自転車を快適に楽しんで、健康で引き締まった身体をつくろう!