ワイヤー引きのディスクブレーキを装備しているロードバイクユーザーさんから、
制動力を上げたいとの相談がありましたので、
ジャイアントのコンダクトハイドロリックディスクブレーキにアップグレードしました。
ワイヤー引きのSTIレバーのままで制動力を上げれるので、
お値打ちにアップグレードが出来ます。
今回は車両がFELTなので、ステムやハンドルバーも交換が必要になりました。
下の写真のステムの前にあるデッパリ部分が。。。
ワイヤーから油圧に変換しているパーツです。
始めに、ハンドルバーとステムを交換してSTIレバーを組付けます。
そして、ブレーキワイヤーも組付けます。
ブレーキワイヤーは付属の専用品を使用します。
また、ワイヤーの固定には専用の道具を使用すると作業がしやすいです。
次に油圧部分の組付け作業をします。
まずは、ブレーキパッドにオイルが付着すると音鳴りがしたり、
制動力が落ちて100％の性能を発揮しなくなってしまうので作業中は外しておきます。
その代わりに使用するスペーサーがありますので、
コチラ↓を使用します。
今回はフロントフォークの中をブレーキホースが通るタイプでしたので、先に通しておきます。
ココで一旦、キャリパーを組み付けてホースの長さを合わせます。
専用の道具でホースをカットして。。。
インサートを挿入します。
オリーブ、ボルト、キャップをホースに通して。。。
下の写真の位置に組付けます。
ここまで出来たら次はブリーディング作業です。
ジャイアントのブレーキはテクトロなので、ミネラルオイルを使用します。
今回は、シマノのミネラルオイルを使用しました。
注射器を押したり引いたり、ブレーキを握ったり、キャリパーを叩いたり、
角度を変えてみたりして。。。
空気が出てこなくなったら作業完了です。
最後に、ブレーキをしっかり握ってワイヤーを伸ばしましょう。
これにより、ワイヤーの張りが適切ではなくなるので、
再度ワイヤーを張りなおして作業完了です。
SORA以下のグレードでも、お値打ちに油圧ディスクにアップグレードが出来ます。
自転車を快適に楽しんで、健康で引き締まった身体をつくろう！